Ken Sato Memorial Concert Vol.5 ～世界の巨匠が奏でる極上のモーツァルト～

ローム株式会社（本社：京都市）が支援する公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション（京都市）は、2025年10月31日（金）に｢Ken Sato Memorial Concert Vol.5｣を開催いたします。
かつてピアニストを目指していたローム株式会社の創業者 佐藤研一郎（1931年～2020年）は、経営者でありながら自身の愛する音楽文化の普及と発展に貢献するため、ローム ミュージック ファンデーションを設立し、数多くの支援活動を行ってきました。そしてその意志を末永く紡いでいこうと2022年1月よりスタートしたのが｢Ken Sato Memorial Concert｣です。｢お客様にお喜びいただけること｣を大切にしていた故人の想いに沿って、ロームシアター京都のステージを彩り豊かな花々で飾り、ピアノを中心とした一流音楽家によるプログラムをお届けします。
これまでのVol.1～Vol.4はピアノのみのソロ公演で実施して参りましたが、記念すべき5回目となる今回は規模を拡大し、ロームシアター京都メインホールにてオーケストラとのコンチェルトを披露します。ピアニストは、完璧にコントロールされた美しい音色で、世界でカリスマ的人気を誇る巨匠 ミハイル･プレトニョフが出演。指揮者 高関健と京都市交響楽団と共に、2つのコンチェルトを奏でます。

ショパンの大家 海老彰子がプロデュース！
本公演のVol.2に出演した、日本が世界に誇る本格実力派ピアニストの海老彰子が、今回のVol.5からVol.9までの計5公演をプロデュース。世界のビッグアーティストを招聘し、より充実した内容でピアノを中心としたコンサートをお届けする予定です。

○Ken Sato Memorial Concert を企画するにあたって　プロデューサー：海老彰子
ご縁があり、2023年1月、Ken Sato Memorial Concertで演奏いたしました。
かつてピアニストを目指していた佐藤研一郎様が、大好きだったというショパンの作品ばかりでプログラムを組み、美しい花と香りにすっぽり包まれながら演奏した日は、忘れがたい一日になりました。
その前日には、ピアニストの夢を封印し新製品の研究・開発に没頭されたこと、創業した企業を世界的に発展させたこと、その中で音楽を愛する気持ちを｢音楽文化の支援｣という形で表現されたことなどを知り、驚きました。故人を慕う方々の言葉の端々には限りない敬愛の念が宿っていて、深い感銘を受けました。ご自宅で愛奏されていたピアノに触れることが出来たのも、良い思い出です。
佐藤様が音楽家を支援するきっかけは、一人のピアニストのサポートだったと伺いました。その後、支援する人を増やし継続され、今や日本の音楽界にとって、なくてはならない存在です。
私は、ピアノとともに、拠点を持つパリや日本はもちろん、ヨーロッパ各国、アメリカ、カナダ、中南米、ロシア、中国、中近東、エジプトなど各地で演奏活動をしております。「Ken Sato Memorial Concertを、ピアノを愛した佐藤様の想いを受け、素晴らしいピアニストによる演奏会にしたいので協力して欲しい｣との依頼を受け、私の海外での経験と知己が役に立つのであれば、微力ながらもお応えしたいと思っております。
その第1回目となる公演を、ピアノ界の頂点に立つミハイル･プレトニョフ氏が飾って下さいます。プレトニョフ氏が厚い信頼を寄せる高関健氏の指揮、京都市交響楽団との共演で、モーツァルトのピアノ協奏曲2曲をお聴きいただきます。
一夜限りの、特別な公演です。
音楽がホールに満ち、音楽を愛する方々と集う日になることでしょう。そしてその様子を天国の佐藤様も喜んでくださると思います。

[出演]
ミハイル･プレトニョフ（ピアノ）
高関 健（指揮）
京都市交響楽団（管弦楽）

[PROGRAM]
モーツァルト：交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
モーツァルト：ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491

モーツァルト：ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537 「戴冠式」